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2004年02月12日(木) 11時00分

ネット密売で短銃201丁押収、過去最高読売新聞

 昨年1年間に、インターネットによる銃器密売に絡み、全国の警察が押収した短銃は過去最高の201丁に上ることが、警察庁のまとめでわかった。

 ネットを通じて短銃を購入した大半が、会社員や病院職員といったガンマニアで、匿名性の高いネット取引が、一般社会への銃拡散の要因になっている実態が浮き彫りになった。

 警察庁によると、昨年の短銃の押収数は、前年より38丁増えた785丁。このうちネット密売に絡んで押収された短銃は25・6%の201丁だった。

 ネットで取引された短銃の押収数は、2000年にはわずか16丁だったが、一昨年は115丁、昨年は初めて200丁を超えた。その原因は、大型密売事件が摘発されたため。兵庫県警などは、米オレゴン州在住の銃器販売店経営者が、日本からのネットの注文に応じて、短銃を部品に分解して密輸、販売していた事件を摘発。全国に広がる40人以上の購入者から押収した短銃は、一昨年分も含め125丁に上った。

 また、和歌山県警は、ネットで短銃を購入した病院長を銃刀法違反容疑で逮捕し、自宅から短銃37丁を押収した。こうした購入者はガンマニアが中心で、鑑賞用に買っていた。

 一方、暴力団から押収した短銃は334丁で、全体に占める割合は42・5%と前年より1・3ポイント落ちた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040212-00000403-yom-soci