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りそな銀行と埼玉りそな銀行は１０日、出入金などの利用が２年間以上なく、残高が１万円未満の「休眠口座」に対し、年間１２００円の管理手数料をかけると発表した。４月１日以降に開設される普通預金口座が対象で、現在休眠状態にある口座には手数料はかけない。収益が見込めない休眠口座を減らし、コスト削減につなげる狙い。
利用のない状態が２年たった時点で口座名義人に通知し、利用が再開されなければ通知の３カ月後から手数料をかける。
現在、両行に開設されている約１８００万口座のうち、休眠口座は３分の１の約６００万口座にのぼる。これらは手数料の対象外だが、新規開設分については休眠口座を減らし、口座データ管理などのコスト削減につなげる。休眠口座を悪用した犯罪を防止する狙いもあるという。
休眠口座の多さは各銀行共通の悩みだが、手数料をかけることで取引を敬遠される恐れもあるため、各行とも実施に二の足を踏んでいる。りそなは「利用頻度が高い顧客へのサービス向上を優先させる」として実施を決めた。
(02/10 23:18)