悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年02月07日(土) 00時00分

ゆうパックシール、応募用でも偽造 ネットで出回る 背後に高技術組織か 東京新聞

 日本郵政公社は六日、郵便小包(ゆうパック)の販売キャンペーンへの応募シールが偽造され、インターネットオークションで出回っていたと発表した。精巧な偽造技術を駆使していることから、郵政監察は昨年十二月のゆうパック無料シール偽造品と同一犯の可能性が高いとみて、公記号偽造容疑などで捜査を本格化させる。

 応募シールは十八ミリ四方で、小包一個の利用で一枚もらえる。はがきに張って応募すると抽選で温泉旅行券などが当たる。ネットオークションで一枚五十円で十九枚購入した男性が神奈川県座間市内の郵便局に届け、発覚した。偽造シールの印刷は鮮明で、文字が本物よりくっきりしている。

 無料シールの場合も、小包一個が無料になる十枚張られたカードが、一枚千円程度で取引されていた。

 昨年十月から十二月にかけ、ヤフーなど大手三社のオークションを舞台に、大阪府内の男性らが複数のIDを使い分け、シールを出品していたことが分かっている。東京新聞の集計では、偽造無料シールだけでも、購入者数が全国で千人を超える可能性がある。

 郵政監察は、二種類のシールとも本物をしのぐ印刷の出来で、無料シールでは偽造防止のホログラム(立体画像)すら入っていたことから、背後に高い印刷技術を持った偽造団がいるとみている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040207/mng_____sya_____010.shtml