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2004年02月05日(木) 00時00分

豚肉卸売価格が急騰 10日で4割 東京新聞

 米国での牛海綿状脳症(BSE)発生やアジアの鳥インフルエンザ問題が続発する中、豚肉の卸売価格が急速に上がりはじめた。最近十日余りで四割程度値上がりしている。

 牛丼チェーンなど外食産業では、米国産牛肉の代わりに豚肉を使ったメニューを提供するケースが増えていて、今回の高騰はこの影響とみられる。豚肉需給の逼迫(ひっぱく)は小売価格にも及び、家庭の食卓に影響を与えそうだ。

 東京都中央卸売市場・食肉市場の豚肉価格は、米国のBSE問題が発覚した直後に、牛肉の代替需要を見込んだ思惑買いで急騰。年末には、一キロ当たり六百十九円の高値を付けた。

 この時は年末、年始の需要期用食肉の取引がほとんど終わっていたこともあって、その後は下落。一月中旬までは、三百五十円前後の例年水準に落ち着いていた。

 ところが、一月下旬には価格が再び上昇傾向に転じ、四日には一月二十三日からわずか十日余りで約一・四倍の四百八十八円に上昇している。

 同市場の食肉担当者は「例年なら今は取引頭数が減る時期だが、今年は状況が違う。豚は育つのに時間がかかるので、夏ごろまでは高水準の価格が続く可能性がある」とみている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20040205/mng_____kei_____002.shtml