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2004年02月04日(水) 13時24分

<不正アクセス>個人データ引き出す 京大の研究員を逮捕毎日新聞

 社団法人「コンピュータソフトウェア著作権協会」(東京都文京区)のサイトから不正に個人データを引き出し、協会の業務を妨害したとして、警視庁は4日、京都市南区唐橋赤金町8、京都大学知的財産企画室研究員、河合一穂容疑者(40)を不正アクセス行為禁止法違反と威力業務妨害の容疑で逮捕した。河合容疑者は盗んだデータをイベントで公表していた。

 調べでは、河合容疑者は昨年11月6日〜8日の間、計7回にわたり自分のパソコンから協会のサイトに不正にアクセスし、協会に相談や情報提供した人の住所、氏名など約1200人分の個人情報データを入手。同月8日に渋谷区内で開かれたイベントでこのデータを公開したうえ、情報が漏れたことをメールで協会に知らせ、サイトの閉鎖に追い込んだ疑い。

 河合容疑者は、掲示板サイトなどで一般的に使われているプログラム「CGIプログラム」の一部を書き換えて、利用者がパソコンからインターネットサイトに書き込んだ個人情報などを不正に取り込んでいた。

 イベントでは、約200人の参加者に河合容疑者が不正アクセスの方法を公開し、その後、参加者がまねて不正アクセスしたケースも確認されている。河合容疑者はアクセスの事実を認めているが動機や目的については供述していないという。

 河合容疑者のホームページには「過去、官公庁を含め約30カ所にアクセスした」との記載があり、同センターは余罪があるとみて調べている。【三木陽介】

 河合容疑者は河合隼雄・文化庁長官のおい。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040204-00001045-mai-soci