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2004年02月02日(月) 22時00分

消える牛丼、米国産牛輸入停止の影響深刻に日経新聞

 BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)発生に伴う米国産牛肉の輸入停止による日本国内の牛肉供給不足が深刻になってきた。2日には大手牛丼チェーンが牛丼の販売を中止、商品市場での牛肉取引価格の上昇が小売価格にも波及し始めた。安全確認のための検査体制を巡っては日米両政府間の隔たりが依然大きく、輸入再開・需給緩和のメドは立っていない。

 牛丼チェーン4位のなか卯(286店)は2日、ほぼ全店で牛丼の販売を停止した。JR東京駅ガード下の「なか卯東京駅北口店」(東京・千代田)では、午後3時、牛丼の販売終了に伴って、一時店舗を閉鎖。販売休止の告知や新メニュー「豚どんぶり」(並盛り400円)のポスターを張り替え、午後4時から営業を再開した。

 なか卯が使っていた牛肉はすべて米国産。同社の北野安夫社長は「30年手がけてきたが、こんな日が来るとは夢にも思わなかった」と声を落とす。「すき家」を展開する3位ゼンショー(483店)も5日までに牛丼販売を取りやめる予定だ。最大手の吉野家ディー・アンド・シー(981店)のXデーは2月半ばになるもよう。(22:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040202AT1C0200202022004.html