2004年01月29日(木) 01時32分

悪質商法相談、２倍近く増　京都府警 アダルト架空請求は３倍（京都新聞）

　京都府警はこのほど、「悪質商法１１０番」の昨年１年間の受理状況をまとめた。相談件数は、前年に比べ６４１件増の１３８６件と、２倍近くに増加。特に債権回収やアダルトサイト利用料名目など、身に覚えがない金を請求されたとの相談の急増が目立っている。
　生活環境課は、長引く不況やインターネットの普及に目をつけ、債権者や利用者をだまして金を稼ぐ悪質な事案が増えているとみて、不審な請求には応じず警察に相談するよう、注意を呼びかけている。
　相談の内訳は、アダルトサイト利用料金の架空請求が前年比約３倍の７２５件で最多。次いで、債権回収の架空請求が前年の約１３倍の２７５件と急増した。高金利の相談も依然として多く、前年比２５件増の１１１件だった。
　一方、訪問販売やキャッチセールスなど無店舗販売の相談は、対前年比５１件減の１８２件に。しかし、家屋の修理を強要する工事商法や市職員などを装うかたり商法、通信販売による資格商法は、わずかだが増加した。
　悪質商法１１０番は、平日午前９時−午後５時45分に相談を受け付けている。Tel:０７５（４５１）９４４９。 （京都新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040129-00000005-kyt-l26