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2004年01月26日(月) 20時56分

統合ATMまた不具合、他行カードでエラー続発読売新聞

 都市銀行、地方銀行から信用組合、証券会社まで、全国のほとんどすべての金融機関の現金自動預け払い機(ATM)で26日、他行のキャッシュカードによる現金引き出しなどの取引が約4時間にわたってできにくくなるトラブルが発生した。

 都銀、地銀など各業態のシステムを統合し、1月4日にスタートした「統合ATMネットワーク」で不具合が発生したためで、システムを開発、管理・運営するNTTデータは「給与振り込みなど取引が集中したことが要因とみられるが、不具合の原因は特定できていない」と説明している。統合ATMはスタート以来、トラブルが相次いでいるが、全国規模でのトラブルは初めて。

 NTTデータによると、影響を受けたのは都銀、信託銀、地銀、第二地銀、信金、信用組合、農協、労働金庫、商工中金、証券会社、一部の外国銀行などのATMで、トラブルは26日午前11時50分ごろから午後3時40分ごろまで続いた。

 いずれも、他の金融機関のキャッシュカードをATMに入れると、エラー表示が出るなど取引ができなくなり、何度かカードを入れ直すと取引ができたという。

 統合ATMは1月4日の稼働初日から、八十二銀行(長野市)や島根銀行(松江市)などで、他行のキャッシュカードが使えなくなるトラブルが発生した。さらに、1月11日にも同様のトラブルが、全国の20以上の金融機関のATMで起きていた。

 これに関連して、金融庁の高木祥吉長官は26日の会見で、「全金融機関にまたがるシステムであり、実態調査と原因究明にしっかり取り組むようにお願いしている」と述べた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040126-00000011-yom-soci