2004年01月22日(木) 00時00分

初診料、４月から上げ　中医協合意 （東京新聞）

　厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会（中医協）は二十一日、二〇〇四年度の診療報酬改定で、患者が病院や診療所に支払う初診料を、四月から引き上げることで合意した。

　初診料の改定は一九九八年度以来。具体的な引き上げ幅は二月初旬、厚労相の諮問を受け中医協が答申する見通し。

　〇四年度改定は昨年末、初診料など医師の技術料にあたる診療報酬本体を据え置きとすることが決まっている。その中で、本体に含まれる初診料を引き上げる理由について、中医協は「初診時の十分な診察と患者への説明がますます重要になってきているため」としている。

　現在の初診料は、病院（二十床以上）が二千五百円、診療所が二千七百円。患者はこのうち原則三割を自己負担している。

　中医協は九二年度改定で診療所の初診料を二千八十円、病院を千九百八十円と初めて格差をつけた。この格差については「合理性がない」との批判もあるため、縮小するよう検討する。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040122/mng_____sya_____007.shtml