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2004年01月22日(木) 00時00分

ネット詐欺の容疑者 偽造ソフト複製販売朝日新聞・

■著作権法違反容疑で書類送検
 県警生活環境課と笠間署は21日、インターネットオークションを利用した詐欺事件で逮捕した東京都江戸川区南小岩6丁目、フリーター佐藤寛容疑者(29)=詐欺罪で公判中=が、偽造コンピューターソフトを複製販売したとして、著作権法違反容疑で水戸地検に書類を送った。偽造ソフトの複製販売についての著作権法違反事件摘発は県内初。複製ソフトは、メーカー希望価格で計3億4千万円相当になるという。

 調べでは、佐藤容疑者は03年2月〜5月、64万円相当の米国の会社が著作権を持つCAD(コンピューターを利用した設計)ソフトなどを、自宅のパソコンでCD−R6枚に複製。インターネットオークションで2500〜5500円で水海道市の男性ら6人に販売していた疑い。

 佐藤容疑者は、ほかにも画像編集ソフトなど65種類のソフトを複製していた。インターネットオークションの売買に使うIDを五つ取得して使い分け、販売していた。

 オークションと銀行口座の記録から、香川県を除く46都道府県の個人などに約2300件販売し、約700万円の利益を得ていたことが確認されたとしている。

 佐藤容疑者は、インターネットオークションで購入した偽造ソフトを、さらに複製して販売していたという。

 複製ソフトのケースには、製品のロゴマークがはり付けられ、警視庁が商標法違反容疑でも調べている。

 また、インターネットオークションで架空の品物を売るとして代金をだまし取った詐欺容疑でも、約140人、1400万円相当の余罪が確認されたという。

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http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=6914