悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年01月21日(水) 11時16分

<違法拘置>少年を3日間余分に 水戸地検毎日新聞

 水戸地検が昨年5月、道交法違反(共同危険行為)の疑いで逮捕、送検された茨城県内の少年(19)の拘置期限を誤り、3日間にわたって違法拘置していたことが21日分かった。水戸地裁が認めた拘置延長期間は7日間だったが、担当検察官らが請求通り10日間認められたと思い込んだのが原因。地検は重大な人権侵害があったとして、担当検察官と事務官の計3人を戒告処分、渋佐慎吾次席検事ら計4人を訓告処分にした。また、東京地検は当時の五島幸雄検事正(現京都地検検事正)らも訓告処分にした。

 地検によると、少年は昨年4月下旬に逮捕され、送検された。1回目の拘置期限が来た5月2日、地検は最大延長日数の10日間の拘置延長を請求。水戸地裁は、同9日まで7日間の延長を認めた。ところが、検察官らは延長期間を請求通りの10日間と思い込み、管理コンピューターにも誤入力し、同12日まで拘置してしまった。

 同日に少年が家裁送致された際、水戸家裁の指摘で発覚した。同家裁の裁判官は少年の観護措置を取らず、同日身柄を解いた。同家裁は昨年9月、少年の保護観察処分を決定した。地検は少年を呼び、渋佐次席が経緯を説明して謝罪したという。【中田純平】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040121-00001023-mai-soci