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2004年01月20日(火) 02時16分

偽請求書出回る 家賃振込先などを指定 福岡都市圏西日本新聞

 マンション所有者の交代を装い、家賃や管理費の振込先の「新口座」を指定する架空請求書が十九日、福岡都市圏の賃貸・分譲マンションで大量に配布されているのが見つかった。いずれも所有者や振込先変更の事実はなく、福岡県警は詐欺未遂などの疑いもあるとみて捜査を始めた。

 福岡市南区の賃貸マンションでは同日午後、住民が一階の郵便受けに市販の茶封筒入りの請求書が入っているのを見つけ、管理会社に通報。同社が調べたところ、全四十戸(約三十世帯入居)の郵便受けに同じ請求書が入っていたという。

 請求書はA4判一枚。一月十六日付で「管理等変更のお知らせ」と題し、「所有者が変更致しました」「振込み口座の変更をさせて頂(いただ)きました」などとして同市内の銀行口座を指定。毎月二十五日までの支払いを求めている。口座名義人の「新所有者」として男性名と住所、電話番号が記されていた。

 福岡南署には同日、同様の請求書についての相談が複数のマンションの住民らから六十件以上あった。実際に現金を振り込んだ住民は確認されていないという。

 同様の請求書は同日、同市南区のほか、中央区や東区、福岡県春日市、大野城市などでも見つかっており、銀行口座や新所有者の氏名、住所などは数種類あるものの、文面や書式は同じだった。

 架空請求書が配布されたマンション所有者は「所有者が代わればきちんと入居者に説明するなど手続きを取る。一方的に請求書を送ることはない」と話している。

 マンション所有者の変更を装った家賃の架空請求書は昨年十月にも、同県久留米市や佐賀県内で大量に配布されているのが見つかっている。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040120-00000027-nnp-kyu