2004年01月15日(木) 00時00分

『採血ミスで神経障害』 埼玉県の男性　県事業団に賠償請求 （東京新聞）

　看護師が採血の際に注意を怠ったため神経障害になったとして、埼玉県上尾市の男性（３６）が十四日までに、看護師を派遣した県保健衛生事業団（宇都宮市駒生町）を相手取り、約三百六十万円の損害賠償を求める訴えを起こした。

　訴状によると、原告の男性は二〇〇一年四月二十四日、勤務先で健康診断のため採血を受けた。事業団が派遣した看護師（５２）が左腕に採血した際、針を刺してはいけない場所に刺したか、注射針に加える力が強すぎたために内出血し、左ひじ付近の神経に障害を負ったという。

　事業団は県内の企業や自治体で健康診断を専門に行っている。事業団は「事実関係での争いはないが、賠償額については話し合っていきたい」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20040115/lcl_____tcg_____002.shtml