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2004年01月14日(水) 00時00分

店頭では…イオン山口県内10店舗で回収開始風評被害の拡大懸念ZAKZAK

 鳥インフルエンザ発生を受け、大手流通各社は情報収拾と対策を急いでいる。

 大手スーパー、ジャスコを展開するイオングループは、山口県内のマックスバリュ10店舗で販売していた卵が、感染が確認された養鶏場から出荷されていたため、商品の回収を開始した。

 イトーヨーカ堂、三越、ダイエー、西友などはいずれも、「山口県産の鶏肉を扱っていない」ため、直接の影響は出ていない。ただ、人への感染可能性が指摘されており、今後、鶏肉や卵の需要に少なからぬ影響が出る可能性もある。

 BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)問題で米国産牛肉の輸入が停止されている最中ということもあってか、「鶏肉や卵などの売れ行きで、鳥インフルエンザ発生の影響はまだ察知できていない」(西友広報室)など、影響は限定的との見方を強調している。

 感染同様に拡大が懸念されているのが風評被害。店頭での対応には、各社の風評に対するスタンスの違いが現れた。

 全国約260店の売り場に「山口県産の鶏肉は扱っていません」と張り紙をしたのはダイエー。「顧客の安心感に配慮した結果の決断」という。

 イトーヨーカ堂は「そもそも扱いがないので、店頭でも特別な対策はとらない。今のところお客さまからの問い合わせもない」と、売り場での無用な混乱は避る方針のようだ。

ZAKZAK 2004/01/14

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_01/1t2004011403.html