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2004年01月14日(水) 11時17分

コピー防止CD普及で浮上した新たな著作権問題ITmediaニュース

 コピー防止措置が施されたCDなど音楽CDに関する著作権問題が原因で、一部の新しい音楽技術の提供に支障が出る可能性がある。この結果、レコードレーベルは音楽パブリッシャーに対して多額の未払い金を抱えることになるかもしれない。

 問題になっているのは、違う種類のデバイスで再生できるよう、1枚のCDで各楽曲につき二つのバージョンが収録された「ダブルセッションCD」。最も広範に普及しているのは、CDトラックをHDDにコピーすることはできないが、楽曲のデジタル版(多くの場合MicrosoftのWindows Mediaフォーマットを採用)も併せて収録してコンピュータや携帯音楽プレーヤーに移せるようにしたコピー防止CDだ。

 音楽パブリッシャーや作曲家は楽曲が1曲売れるごとに数セントの支払いを受ける仕組みになっており、こうしたダブルフォーマットのディスクには2曲分収録されていることから、2曲分の支払いを受けてしかるべきだと主張している。これまで数カ月にわたってレコードレーベルとの交渉が行われているが、既に世界で大量のディスクがリリース済みであることから、過去にさかのぼって多額を支払わなければならない可能性も出てきた。

 音楽業界が音楽CDの販売を従来型のステレオのみを想定したものから、コンピュータおよびコンピュータ機器での利用に最適化した形式に切り替えようと模索する中、このライセンス論争によって音楽パブリッシャーの新しい権限にスポットが当てられた格好だ。この移行はアーティスト、コンシューマーおよびその中間に位置するすべての関係者に多大な影響を及ぼすものになる。

http://www.itmedia.co.jp/news/ (ITmediaニュース)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040114-00000015-zdn_n-sci