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2004年01月13日(火) 09時00分

米マイクロソフト、Windows 98最後のサポートはCDで提供CNET Japan

 米Microsoftは、Windows 98サポートを打ち切る16日に、このオペレーティングシステム(OS)を「最大限活用する」ための無料CDを提供する予定だ。ただし、その後はWindows 98に関するサポートを一切行なわない。

 6年前に発売されたWindows 98は、現在でもウェブユーザーの約4分の1が利用するOSとなっている。Microsoftは1月15日にWindows 98のサポートを終了すると、昨年表明していた。つまり、まもなく何百万人ものユーザーが、新たな攻撃や脆弱性が見つかった際に、危険に晒されることになる。

 Microsoftのシニアマーケティングマネジャー、Lars AhlgrenはZDNet UKに対し、このCDは米Future Publishingと共同で製作したもので、ヒントやアドバイスのほか、技術情報や Knowledge Base の記事が含まれている、と述べた。このCDのコンテンツはMicrosoftのサポートウェブサイトにも掲載される。

 「Windows 98のコンテンツを、単に技術的なものではなく、Windows 98マシンを最大限に利用するための内容にするよう、Future Publishingと取り決めを行なった。ウェブに接続するのが困難もしくはコンテンツをCDで欲しい人々は、Microsoftに電話するかウェブで登録すれば、無料でCDを送る」(Ahlgren)

 Ahlgrenは、Microsoftが、重大なセキュリティ欠陥が見つかって同社がパッチをリリースすることにした場合にも、Windows 98ユーザーが驚きを持って受け止められるよう、彼らにあまり期待を抱かせたくないと考えていることも認めている。

 Windows 98を最初からインストールしなければならない場合、今ならまだWindows Updateサービスに接続して最新のパッチを入手することが可能だが、今後のWindows Updateサービスがどうなるかは全く不透明だ。「我々はまだ、Windows Updateを削除するとは決定していない。我々は、Windows 98をインストールしているユーザーが膨大な数に上る点を認識しており、方針を決定し次第、大々的に公表するつもりだ」(Ahlgren)

 今後リリースされる一部のパッチは、Windows 98を含む全Windows OSで機能する汎用的なものになる可能性がある、とAhlgrenは指摘した。この場合にはWindows 98もアップデートが可能となる。「パッチが、Windows 98にも適用できる汎用Windowsパッチの場合、Windows 98でも利用できる」(Ahlgren)

 Microsoftが Windows 98向けのライブアップデート機能を無くすまで、同OSのユーザーはパッチをダウンロードし、後に必要となった時のためにCDに焼いておくことができる。

 先月Microsoftは、低速回線でネットに接続する旧バージョンのWindowsユーザー向けに製作した、システム更新用セキュリティCDのテストを開始していた。

 Microsoftの話では、このWindows 98サポート用CDおよび自社のサポート用ウェブサイトは、1月15日付けで公開される予定だという。


この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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