2004年01月12日(月) 23時47分

“模範農場”記載そのまま　京都府ＨＰ、卵出荷組合（共同通信）

　京都府城陽市の山城養鶏生産組合が虚偽表示するなどして半年前に採卵した卵を出荷した問題で、同府がホームページ（ＨＰ）で組合を模範的農場として紹介、問題発覚後も掲載を続けていたことが１２日、分かった。
　府畜産課は「掲載を続けるのは適切ではない。早急に削除する」としている。
　ＨＰでは、府職員らが「地域に根差した畜産の事例集」として畜産農家約５０を推薦。山城養鶏生産組合も選ばれており、同府宇治地方振興局の職員（現在は畜産課職員）が「農場の衛生管理、生産物の品質向上を図っている」「信頼される食材の供給を行っている」などと紹介している。
　同課によると、記載内容は約５年前に作成した冊子の内容の転載。原哲男課長は「当時は衛生管理もしっかりした優秀な農場だった。今回の件は残念だ」と話している。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040112-00000171-kyodo-soci