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2004年01月08日(木) 00時00分

【新三種の神器は今、買いどきか】デジカメ編十分な性能、納得の価格「これ以上何を望む」ZAKZAK


冬のボーナス購入予定では堂々1位だったデジタルカメラは今。 新三種の神器で、最も買いやすいデジカメ。調査会社マクロミルによると、冬のボーナスで購入予定のデジタル・AV機器では、2位DVDレコーダー(16%)を引き離し、デジカメ(26%)がダントツだった。高機能・低コスト化が進み、コンパクト機の定番は“ヨンキュッパ”から“サンキュッパ(3万9800円)”に移っている。

 【トレンド】

 日本勢がシェアの約9割を占めるデジカメ市場の世界出荷額は昨年1年間で1兆円を突破した。フィルムカメラの約10倍で、完全に新旧交代した。

 デジカメ初心者には「『300万画素以上、光学ズーム3倍』を目安にサンキュッパクラスから」(量販店)。300万画素なら、A4サイズまで引き伸ばしても、フィルム写真と同程度の美しさでプリントできる。

 この激戦区で好調なのが、富士写真フイルムの『FinePix F420』。ロングセラーのF410の後継機で、「顔の表情の立体感など解像度は群を抜く」(同)。同クラスのキヤノン『IXY DIGITAL L』はカメラ付き携帯電話と変わらぬサイズ。「小型軽量化で、光学ズームこそ省いたが、このサイズで400万画素と『画質のキヤノン』の意地が見える」(同)。

 小型化でネックとされてきた手ぶれに、独自の補正機能が威力を発揮する松下電器の『LUMIX DMC−FX1』(実勢価格4万4800円)も注目が集まる。動画機能の充実で「ビデオカメラとデジカメを両方持つ必要がない」と人気急上昇中の三洋電機『Xacti DSC−J2』(同3万9800円)など各社、先端機能で火花を散らす。

 シャッターチャンスに強いキヤノンの一眼レフデジカメ『EOS Kiss Digital』は、「5年前なら350万円はした機能」(専門店)が、レンズ付きで13万円程度。操作ボタンが簡明で、いきなりプロ級に迫れる。

 【売れ筋】

 ビックカメラ全店の12月29−1月4日最新売り上げデータでは、ソニー『Cyber−shot DSC−T1』(同店価格5万1600円)が首位。同シリーズは他の量販店でも上位で、510万画素CCDと光学3倍ズームを搭載しながら薄さ17・3ミリと、お尻のポケットに入れても気にならない。オリンパスのミュー、カシオのEXILIMシリーズも売れ筋だ。

 【買いどき】

 買いやすい機種で、300〜400画素の高画質が当たり前になった。マルチメディア評論家の麻倉怜士氏は「これ以上、何を求めるのか。今が買いどき。サービスサイズでプリントするならで200万画素でも解像度は十分」と話す。

 カメラ付き携帯電話も進化が進み、100〜200万画素クラスも出現し、デジカメとの境界線がなくなりつつある。

 「ケータイにズーム機能を付けるのは難しい。画像を通じたコミュニケーションのツールとして、カメラとは使い分けするようになるだろう」(麻倉氏)といい、しばらく共存が続きそうだ。

ZAKZAK 2004/01/08

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_01/1t2004010824.html