2004年01月08日(木) 03時07分

慈恵医大病院で子宮手術後に女性患者死亡…捜査開始（読売新聞）

　東京慈恵会医大付属病院（東京都港区）で昨年１２月、子宮の手術を受けた足立区内の女性（３８）が、今月１日に死亡していたことが７日、わかった。警視庁捜査１課と愛宕署は、医療ミスの可能性もあるとして、業務上過失致死容疑で捜査を始めた。

　調べによると、女性は昨年１２月１０日、渋谷区内の産婦人科医院で、死亡した胎児を取り除く手術を受けた。しかし、子宮からの出血が止まらなかったため、同日中に慈恵医大病院に転院。同病院で止血のための手術を行ったが、腸に開いた穴からの出血が原因で、今月１日死亡した。

　警視庁は、慈恵医大で止血手術をした際に腸に傷をつけたか、渋谷区の産婦人科医院での手術でできた腸の傷を見落とすなどのミスがあった可能性もあるとみて捜査している。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040107-00000215-yom-soci