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2004年01月01日(木) 16時00分

固定→携帯3分60円前後に、NTT東が値下げプラン読売新聞

 NTT東日本は31日、割高との批判があった「固定電話発・携帯電話着信」の通話で、相手の携帯電話番号の前に「0036」で始まる同社の認識番号を押せば、従来よりも安い料金プランを選択することができる制度を今年4月をめどに始める方針を明らかにした。

 1月中にも総務省に認可申請する。他の固定電話会社も準備が整い次第、選択制を開始する見通しだ。利用者は、料金プランの安さを見比べ、電話会社を選ぶようになり、固定発・携帯着料金の値下げが進みそうだ。

 新しく始まる制度は、認識番号を回して電話会社を選ぶ仕組みで、2001年5月にマイライン(電話会社事前登録制)が始まるまで、固定電話で行われていた方式に近い。

 固定発・携帯着の料金はこれまで、NTT以外の固定電話会社が独自に回線を引いた場合を除くと、携帯会社側が料金設定するのが慣例だった。現在、3分間の標準的料金はNTTドコモの携帯電話に対する通話が70円、KDDI系auが90円、ボーダフォンが120円とばらつきが大きい。

 これに対して、「0036」の認識番号を押してNTT東の料金プランを選択すると、どの携帯会社にかけても3分60円前後となり、従来より2—5割程度安くなる。認識番号を押さずに「090」などで始まる相手の携帯電話番号だけを押すと、携帯会社が設定した料金のままになる。

 総務省は昨年6月、固定発・携帯着の料金設定権を固定会社にも認める方針を決めており、NTT東の新制度は、これを受けた措置となる。ただ、携帯会社の経営への打撃を緩和するため、2004年度中は、携帯会社側が3分当たり50円程度の取り分を確保することを認めている。2005年度からは携帯会社の取り分が少なくなり、さらに値下げが進む可能性が高い。

 携帯電話からインターネット技術を使うIP(インターネット・プロトコル)電話にかける通話については、2003年11月から3分54—60円前後のサービスが始まっている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040101-00000206-yom-bus_all