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2003年12月29日(月) 19時23分

輸血患者がHIV感染 厚労省が緊急対策会議共同通信

 エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が日本赤十字社(東京)の高感度検査をすり抜けて出荷され、輸血を受けた患者がHIVに感染していたことが29日、日赤の追跡調査で分かった。日赤が1999年に高感度検査を導入して以来、HIV汚染血液のすり抜け確認は2例目だが、実際に患者に使われたのは初めて。
 厚生労働省と日赤は感染者が見つかったことに衝撃を受け、厚労省は同日午後、血液事業部会運営委員会を緊急に開いて事実関係を報告、今後の対応を検討した。
 運営委への報告によると、献血者は20代の男性で、問題の血液は5月19日に献血された。この男性は11月16日に再度献血に訪れ、検査でHIV感染が判明。日赤が5月の献血血液の保管検体を再検査した結果、HIVウイルスの遺伝子が見つかった。
 この血液から作った血しょう製剤は既に医療機関に出荷され、患者1人に輸血されていた。この患者は輸血前の検査でHIV陰性だったが、輸血後に陽性に転じた。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031229-00000147-kyodo-soci