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2003年12月05日(金) 19時32分

プロ野球:巨人・上原の弁護士が会見 法的措置は回避へ毎日新聞


 巨人・上原浩治投手の代理人交渉問題で、契約交渉に同席した加藤君人弁護士は5日、東京都内のホテルで会見し、同球団の三山秀昭代表から陳謝されたことを明らかにした。加藤弁護士は「ある程度、名誉回復が達成された」などとして、法的措置は採らない意向を示した。

 先月27日行われた契約更改交渉後の三山代表の発言に対し、加藤弁護士が「名誉棄損にあたる」として警告書を提出。三山代表から3日に回答が郵送されていた。

 加藤弁護士によると、三山代表が「文書で通知しなかったのは、こちらに対する配慮」と発言した点については「私自身の認識を述べたもの。今後は誤解を受けたりすることがないよう、発言には留意する」との回答。また、「双方が知恵を出し合った結果」との発言は、回答書で「契約更改交渉全般を総括して発言したもの。代理人手続きの部分にのみ直結させているメディアがあることは私にとっても遺憾」と補足説明された。

 加藤弁護士は「納得できた部分とそうでない部分はあるが、回答には球団と三山代表の誠意が感じられた」と語った。

 一方、手続きの不備を理由に「代理人交渉ではなかった」とした点に関しては「巨人軍として従うべき手続きは、00年11月のオーナー会議での合意事項であるとの認識はいまでも変わっていない」との回答だった。

 加藤弁護士は「依然として平行線だが、名誉棄損裁判で解決するのは妥当ではない」として、今後は日本プロ野球組織と日本プロ野球選手会との間での統一的なルール作りを求めてゆく方針。【徳丸威一郎】

 ▽巨人・三山秀昭球団代表 加藤弁護士と電話で話をした。今日、会見でどんな話をされるのかを聞いた。私はノーコメントです。

[毎日新聞12月5日] ( 2003-12-05-19:32 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/sports/20031206k0000m050044001c.html