2003年11月06日(木) 16時00分

農水省、干しシイタケ不正表示の全国調査（日経新聞）

　中国産干しシイタケを国内産と不正表示し販売するケースなどが相次いでいるため農林水産省は11日から、干しシイタケの表示の特別調査に乗り出す。出荷が本格化する歳暮シーズンを前に、不正な表示商品の流通をけん制するのが狙い。悪質な業者には改善を指示するとともに、名前も公表する方針。

　調査対象は全国約3000の製造業者やスーパーなど小売店。扱っている干しシイタケ商品の表示書式が正しいかどうかなどを確認、実際に商品を買い上げ、同省などが所管する研究機関「日本きのこセンター」（鳥取市）で成分鑑定し、産地表示の不正の有無を確認する。調査は来年1月末までを予定。産地の偽装表示など悪質なケースは、日本農林規格（ＪＡＳ）法に基づき改善指示を出し名前も公表するなど厳しく処分する。(16:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031106AT1G0600K06112003.html