悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
「確実に収入がある」とチラシ配りの内職を勧誘し、数十万円の契約金を詐取していたとして、宮城県警は５日、東京都新宿区新宿２丁目、通信販売業「有限会社ケーズ・ケア」や仙台市内の関連事務所など計５カ所を特定商取引法違反（不実の告知）と詐欺の疑いで家宅捜索した。県警は、内職商法による被害は約１万人計５０億円に上るとみている。
調べでは、同社は０２年夏から０３年春にかけて、実際にはほとんど収入が得られないのにもかかわらず、首都圏の主婦ら９人に「月７、８万円の収入が得られる」と偽って電話などで勧誘。事前にチラシ配りのための「代理店委託契約」を結ばせ、１人３５万〜４９万円の契約金をだまし取った疑い。
チラシ配り内職では、内職者が化粧品や健康食品などの広告を配り、そのチラシを見た人から商品の注文があった場合、内職者が購入金額の約１０％を業者から受け取れるとしていた。
チラシには、配った人を特定するための数字などが記されているが、内職者には実際にどれほどの注文があったのかが分からず、事前に多額のチラシ代などを請求される場合があることから、各地の消費生活センターが注意を呼びかけていた。(11/05 17:39)