2003年10月06日(月) 22時04分

節電器被害救済、弁護団が説明会−−あす、宮崎市で　／宮崎（毎日新聞）

　東京の販売会社「アイディック」（任意整理中）が効果を偽って節電器を全国販売していた問題で、県内の弁護士有志が弁護団（後藤好成団長）を結成し、７日午後６時から宮崎市浄土江町の市中央公民館で被害者説明会を開く。
　後藤団長によると、アイディックは９３年ごろから、実際には効果がない節電器を事業主を中心に販売。被害者は信販会社とクレジット契約を結び、１台３０万〜１００万円で節電器を購入した。これまでに県内の５３人から相談を受けており、説明会では被害者救済をめぐる全国的な動き▽アイディック、信販会社に対する裁判の見通しや費用▽弁護団の活動予定——などを説明する。
　先月３０日には福岡、熊本、鹿児島などの４５４人が損害賠償などを求め、販売会社などを相手に１１地裁で提訴。後藤団長は「宮崎でも、県内の被害者の意見を聞いたうえで信販会社を相手に提訴を検討する」としている。（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000005-mai-l45