2003年10月03日(金) 20時56分

郵政は大量の国債を保有しており配慮が必要＝財務相（ロイター）

　［東京　３日　ロイター］竹中担当相は経済財政諮問会議後の記者会見で、郵政民営化について谷垣財務相からは、大量の国債を保有している郵政事業への配慮や、国庫負担を生じないような配慮が必要だとの指摘があったことを明らかにした。きょうの諮問会議では、郵政民営化、年金制度改革、地域・雇用問題について議論がなされた。
　谷垣財務相からは、「郵政は大量の国債を持っている。すでに国債市場に深くコミットしているので配慮をすべきだ。国庫負担が生じないような配慮も必要だ」との意見が出され、財政健全化と整合的に行うべきとの意見が出されたという。
　郵政民営化については、５項目の基本原則に沿って議論を行うことが、諮問会議で合意された。１）官から民への実践による経済活性化を実現する、２）構造改革全体との整合性のとれた改革を行う、３）国民にとっての利便性に配慮した形で改革を行う、４）郵政公社が有するネットワークなどのリソースを活用する、５）郵政公社の雇用には十分配慮する──としている。（ロイター）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000876-reu-bus_all