悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年09月12日(金) 20時36分

悪質金融被害の相談窓口開設 きょうから毎週金曜日 警察なども参加−−県 /福井毎日新聞

 脅迫まがいの取り立てをしたり、架空の請求をする悪質金融被害が県内で広がっていることから、県は12日、県民会館(福井市大手3)2階の県消費生活センターに「悪質金融被害相談窓口」を開設、毎週金曜に相談を受け付ける。同センターや県警、福井弁護士会、県司法書士会、県貸金業協会なども参加、被害者の立場から効率的で迅速な処理を図るという。
 窓口は、行政の間でたらい回しにされがちだった相談を1カ所で対応できるようにと設置し、各団体の担当者も交代で常駐する方針。12日は午後4時〜同7時半で、以後毎週金曜午後1時〜同7時半。専用電話は0776・22・2018。
 県消費生活センターによると、悪質金融被害に関する相談件数は今年4〜6月の3カ月間で595件(架空請求351件、高利金利など244件)。特に架空請求が急増しており、既に昨年度1年間の622件を追い抜く勢いという。
 相談内容は▽「他の消費者金融業者で融資額の3分の1を借りて振り込めば貸す」と言われ振り込んだが、入金がない▽借金を返済したにもかかわらず親類の家に代わりに払うよう請求があった▽勝手に預金口座に振り込まれ、翌日から職場に返済催促の電話がある——など。
 県生活課は「悪質な業者には思い切った手段をとりたい」としており、架空請求の業者には、口座閉鎖を地方の財務局に申し入れるなどの手段も検討しているという。
 【兵頭和行】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030912-00000001-mai-l18