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2003年09月08日(月) 21時42分

<卵>毎日2個以上食べる女性は死亡率2倍 滋賀医科大教授調査毎日新聞

 卵(鶏卵)を毎日2個以上食べる女性は、そうでない女性に比べ、死亡率が約2倍になることが、滋賀医科大の上島弘嗣教授(疫学)らによる14年間の大規模調査で分かった。1週間に1、2個の摂取が健康維持には最も適量という。一方、男性では卵を多く食べても、死亡率が高くなる傾向はみられなかった。研究成果は、東京で開催中の日本心臓病学会で9日、発表される。

 滋賀医大によると、日本人はコレステロールの48%を卵から摂取しており、栄養指導上の注意点となっている。しかし、摂取量と死亡率などの研究は国内になかった。

 そこで同大は30歳以上の男女約1万人を対象に1980年から14年間、卵の摂取量と総コレステロール値、総死亡率、心筋梗塞による死亡率などを追跡調査した。

 1000人当たりの年間死者数で比較した結果、1週間に1〜2個の卵を食べた女性の死亡は7.5人、1日1個は8人だったが、1日2個以上の卵を食べた女性の死亡は14.8人と多かった。また、心筋こうそくによる死亡は、1日1個以下の0.4〜0.5人に対し、2個以上は1.1人になった。卵の摂取量が多いほど、血中のコレステロール値も高かったという。

 ほとんど卵を食べない女性の死亡も14.5人とかなり高かったが、血圧を下げる薬を服用している人が多かったためとみられる。

 研究グループは「女性が卵の摂取量を1週間に1〜2個に制限することは、コレステロールを減らして、心臓疾患の発症を減少させる。健康維持にとって有益だと思う」と指摘している。【江口一】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030909-00000065-mai-soci