2003年08月28日(木) 00時00分

アラファト氏　過激派に停戦要求 （東京新聞）

　【エルサレム２７日共同】パレスチナ自治政府のアラファト議長は二十七日、すべてのパレスチナ過激派組織に対し、イスラエルへの攻撃を停止する「停戦」宣言を再び行うよう求める声明を発表した。

　イスラエル軍によるイスラム原理主義組織ハマス幹部らを狙った攻撃が続く中、自治政府の和平への取り組みをアピールし、イスラエル側への国際的な圧力を期待する狙いがあるとみられる。

　しかし、イスラエル側はあくまでも過激派組織の解体を要求しており、パレスチナ新和平案（ロードマップ）を通じた対話路線が再開するかどうかは不透明だ。

　ハマス最高幹部の一人、ランティシ氏は二十七日、カタールの衛星テレビ、アルジャジーラのインタビューで、議長が過激派組織取り締まりの動きを見せていることについて、イスラエル側の術中にはまるだけだとして反発している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20030828/mng_____kok_____004.shtml