2003年08月27日(水) 22時41分

＜住基ネット＞別人の情報入りカード交付　松山市（毎日新聞）

　松山市は２７日、住民基本台帳カードの交付を申請した市内の２０代の男性に対し、誤って男性の父親の情報が入ったカードを交付した、と発表した。

　同市によると、男性は２５日午前に市役所で、顔写真を添えて交付を申請。職員は出力した男性の世帯のリストから、男性の住基コードをコンピューターに入力しようとしたが、誤って父親のコードを入力。顔写真は男性本人だったが、住所、氏名、生年月日などは父親の情報が入った住基カードが出来上がったという。男性は持ち帰った後の同日午後に間違いに気付き、市に連絡したという。

　市の内部マニュアルでは、カードを渡す際に名前を読み上げるなど本人確認をすることになっているが、担当職員が怠っていた。また、複数の職員で行うとした交付作業を、１人で行っていたという。市は２６日、正しい情報が入ったカードを交付した。

　同市の久保浩三・市民部長は「深く反省している。名前の読み上げなどチェック体制を強化し、二度と起こらぬよう努めたい」としている。【新井隆一】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000076-mai-soci