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2003年08月26日(火) 21時03分

住基ネット本格稼働 カード申請者は538人 県内、大きなトラブルなし /神戸毎日新聞

 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が本格稼働した25日、県市町振興課によると、県内で住基ネットを利用した他自治体の窓口での住民票取得は154件、住基カードの交付を受けた人は232人(申請者538人)になった。大きなトラブルはなかったが、住基ネットを運用する「地方自治情報センター」にアクセスが集中したため、一部地域で一時アクセスしにくい状態になった。 【大川泰弘】
 井戸敏三知事は同日朝、中央区役所で住基カードの交付を受けた。「情報化社会の中核になるインフラだ。基本的運用で安全が阻害されることはない。100%安全なシステムなどあり得ず、100%を期して努力していくしかない」と述べた上、接続していない自治体については「ある意味でサービスをサボっている」と批判した。
◆3市民団体が知事に抗議声明
 一方、住基ネットに反対している「新しい神戸をつくる市民の会」(中田作成世話人)など三つの市民団体は同日、井戸知事に抗議声明を送付。「説明責任が果たされないまま、本格稼働を迎えたのは重大な問題」とした上で、問題点として、個人情報の国家による一元管理の危険性、住民の自己情報コントロール権の不備などを挙げた。
◆明石市での申請は18件
 明石市では、この日、住基カードの申請が18件あったほか、住民票の広域交付5件(加古川市3件、神戸市2件)、他都市への送信5件があった。午前10時ごろにセンター接続の回線が込み合うトラブルもあったが、その後は順調に事務が行われたという。 【南良靖雄】
◆矢田立郎・神戸市長「市民は関心薄いようだ」
 神戸市の住基カードの事前申請は24日までに226件。25日も79件にとどまった。住基カードは、自治体が独自に条例を定めれば、印鑑登録証明書の自動交付など追加のサービスの提供もできるが、市区政振興課は「今のところ具体的な予定はない」としている。
 矢田立郎市長は会見で「市民の関心は薄いようだ」と感想を述べ、個別サービスについては「市民の声を聞いてから検討したい」と話した。 【大迫麻記子】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000001-mai-l28