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2003年08月26日(火) 19時52分

住基ネット本格稼働、県内トラブルなく セキュリティーに不安の声も /山梨毎日新聞

 全国民に11けたの住民票コード(番号)を付け、コンピューターで管理する住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が25日、本格稼働し、県内でも住基カードの申請・発行が始まった。トラブルはなかったが、住民の一部からはセキュリティーに対して不安の声も聞かれた。【鷲頭彰子】
 甲府市では、市民課に受付コーナーを設置。初日は21人が訪れ、カード発行を申請した。全8市など20市町村では即日発行されるが、他の町村は地方自治情報センターに発行を委託しているため、申請からカードが手元に届くまでに約2週間かかる見通し。
 住基カードには氏名、住所、生年月日、性別の4情報と住民票コードが記録され、転入転出手続きが簡素化されたり、本人確認などにも活用できる。今後は各自治体によって図書カードや病院のカードなどと併用し、行政サービスの多様化も可能になる。
 一方、懸念される安全面について、県市町村課は「技術的な側面としては二、三重にパスワードを設定するなどしており、問題ない。職員のモラルが一番の問題となるが、各自治体は責任者を置き、サーバー室への入退室の管理を徹底している」と説明。甲府市の30代の女性会社員は「セキュリティーがどうなっているのかよく分からなく、本当に大丈夫なのか」と話し、新システムへの不安感をのぞかせた。
 同課によると、今年度の県内の住基カード発行率は1・13%と予想され、総務省予想の全国の発行率(2・4%)と比べて低くなる見通し。他の都道府県に比べて転入転出する住民が比較的少ないことが理由とみられるが、同課は、今後サービスの多様化が進み、安全性への信頼が高まれば発行率は高まるとみている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000001-mai-l19