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2003年08月25日(月) 18時05分

ホスティング利用サイトをねらった連続改竄発生 レンタルサーバは危険Scan

>> クラッカー "DCODER" による連続WEB改竄

8月22日に "DCODER" と名乗るクラッカーによる連続WEB改竄が発生した。

 連続WEB改竄(Mass Defacement)とは、特定のサーバ(IPアドレス)にホスティングされているサイトを連続して改竄する事件である。通常、ホスティング事業者はひとつのサーバに複数のサイト、ドメインを収納している。ひとつのサーバに千以上が収納されることも珍しくない。このようなケースでは、ひとつのサーバをのっとることでそこに収納されている千以上のサイトを一度に改竄することが可能になる。もちろん、目に見えない被害として個人情報などをはじめとする各種情報の流出も考えられるが、改竄と異なりなんらかの付帯事件が発生するまで被害の有無が判断できない。
イラク戦争の際には、この攻撃方法により多数の海外サイトがサイバーテロにあった。

クラッカーが短期間で大量改竄を実現 バーチャルホスティングをねらう
(2003.3.22)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/9232.html
イラク戦争に関連した攻撃への自衛のための注意喚起(2003.3.22)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/9234.html
とうとう日本でも WEB 改竄被害発生 イラク戦争関連 WEB 改竄(2003.3.24)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/9238.html

 "DCODER" が今回連続改竄のターゲットにしたのは、千葉県のホスティング事業者。20を超えるサイトが一度に被害にあった。


>> ホスティング事業によって異なるセキュリティ水準 全体的には危険な水準?

 ホスティングサービスを営んでいる事業者であってもそのセキュリティ水準には雲泥の差がある。
ホスティング事業によってはセキュリティ上危険な管理水準にあることが約23万件の国内ドメインの調査結果でも示されている。

国内co.jpドメイン調査 2002年から2003年への推移状況(1)(2003.8.6)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/10778.html
国内co.jpドメイン調査 2002年から2003年への推移状況(2)(2003.8.20)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/10903.html


>> 利用者には自衛も必要 自分で自分の利用しているサーバの状況を知ろう

 自衛のためにも利用者にもホスティング事業者を見極める努力が必要である。もちろん、事業者のセキュリティ水準を外部から知ることができる目安でもあればよいのであるがそれがなく事実上どのような管理水準の業者でも放置されている現状では自衛策は不可欠といえる。

自分の利用しているサーバの状況を確認する方法(2002.7.2)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/5767.html
TraceList の手順
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/8295.html
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/8397.html
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/8494.html
「Prisoner Langley the column vol.01」(2003.7.17)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/10/10589.html


[ Prisoner Langley ]

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