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2003年08月25日(月) 03時21分

住基ネットが本格稼働 全国どこでも住民票交付住民基本台帳ネットワークが本格稼働し、文京区役所を視察する片山総務相(手前左から2人目)=25日午前、東京都文京区春日産経新聞

 全国民に11けたの番号を付け、氏名、住所などの情報を市区町村から国の行政機関などにオンラインで提供する住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)が25日、本格稼働した。所管する総務省によると午前10時現在、全国でシステムなどのトラブルは発生していないという。

 希望者に集積回路(IC)を搭載したカード(住基カード)を交付、住民票の写しがどこの役場でも取れるようになる。

 片山虎之助総務相は同日午前、東京都文京区役所を視察し、実際に自分の岡山市にある住民票の写しの交付を受けた。

 一方、住基ネットに反対する団体は稼働中止などを求め、東京地裁に提訴した。

 住基ネットは11けたの住民票コード、氏名、生年月日、性別、住所、これらの変更履歴の計6情報により、本人確認ができるようにした全国共通のシステム。昨年8月5日から一次稼働し、パスポート交付など264の事務で順次、住民票の写しの添付が不要になる。

 だが、情報漏えいなど安全性への不安感は完全に解消されておらず、東京都国立市と福島県矢祭町が不接続の方針を貫き、長野県の田中康夫知事は独自システムの構築を模索、安全性を強調する総務省と対立している。

http://www.sankei.co.jp/news/030825/0825sei034.htm