悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年08月22日(金) 09時10分

NachiとSobig.Fのダブルパンチ続くZDNet

 MSBlast亜種のNachi(MSBlast.D、Welchiaとも呼ばれる)と電子メールウイルスSobig.Fのダブルパンチは、8月21日も米国の一部企業ネットワークと電子メールサーバを悩ませた。

 America Online(AOL)によると、同社は20日に4000万の電子メール添付書類をスキャンし、うち2300万件がSobig.F感染ファイルだった。また、ほかの電子メールシステムからの感染通知メールを受けたホームユーザーから、同社サポートへの電話による問い合わせが激増したという。

 電子メールゲートウェイはウイルス付きのメッセージを検知すると送信元に警告の感染通知を送り返すことがよくあるが、Sobig.Fは送信元を偽装する。感染通知を受け取ったユーザーは自分が感染しているかと思い込む。

 AOLでは、自動生成メッセージの75%は遮断できていると推定しているが、残りの25%によって、過去2日間のAOLの処理メール件数は通常より2500万通も増えた。

 インターネットサービスプロバイダーのVeriSignは、ネット上のSobig.F感染コンピュータ台数を10万台以上と推定している。

 一方、ウイルス対策ソフトメーカーの米Symantecは21日、NachiワームとオリジナルのMSBlastワームは、100万台以上のWindowsマシンに感染していると報告した。Symantecセキュリティ対策チームのエンジニアリング上級ディレクターによると、この4日で、MSBlast亜種感染コンピュータ台数がオリジナルのMSBlast感染コンピュータ台数を上回ったという。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030822-00000018-zdn-sci