2003年08月16日(土) 00時00分

６９００人のカード情報紛失 ららぽーとなど３社提携 （東京新聞）

　ＪＣＢ（本社・東京都港区）、ＵＦＪカード（本社・千代田区）、ららぽーと（本社・千葉県船橋市）の三社が提携して発行しているクレジットカードで、一部会員の登録情報を記録したフロッピーディスク（ＦＤ）三枚が紛失していたことが十五日、分かった。ＦＤには計約六千九百人分の個人情報が記録されていた。三社は対策本部を設置、不正利用の有無などの確認を急いでいる。

　三社によると、紛失したのは、会員千四百五十三人分のカード番号、氏名、住所、銀行口座などのデータが入ったＦＤ一枚と、会員五千四百七十人分の利用明細情報を記録したＦＤ二枚。六月十九日にＪＣＢのシステム管理委託会社が紛失に気付いて三社で調査したが見つからず、今月四日になって対策本部を設置。十三日に警視庁丸の内署へ遺失届を出した。

　毎月一回、会員登録情報と利用情報の最新データをＦＤ計十九枚に記録。ＪＣＢ、ららぽーとの東京、船橋の各本社、ＵＦＪカードの名古屋本社の間を、宅配便や委託の運送会社の専用便でやりとりしている。どのルートで紛失したかは分かっていないが、ＵＦＪカードとＪＣＢ両社は受け渡しの際に枚数の確認をしておらずＪＣＢ社内ではＦＤを保管するキャビネットの鍵が同じ室内に放置されていたなど、ずさんな管理をしていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030816/mng_____sya_____012.shtml