2003年08月16日(土) 13時39分

マイクロソフト社、ウイルス対策で攻撃を回避（読売新聞）

　【ロサンゼルス＝館林牧子】世界に感染が広がったコンピューターウイルス「ＭＳブラスト」（別名ラブサン）について、ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフト社は１５日、攻撃をかわすための対策をとったと発表した。

　ＭＳブラストに感染したパソコンなどは、マイクロソフト社が修正ソフトを配布しているウェブサイトを、１６日以降、一斉攻撃するように仕組まれており、大規模なネット被害が引き起こされるのではないかと懸念されていた。

　このため、同社では標的になったサイトへのリンクを断ち切り、大量のデータ送信を受けてもネット障害を引き起こさないようにするなどの対策を講じた。

　攻撃は世界各地の１６日午前零時に始まることになっていたが、米太平洋時間１５日夜（日本時間１６日昼）の時点で、特に被害は出ていない。しかしマイクロソフト社では、引き続き警戒が必要としている。

　米インターネットセキュリティ会社「シマンテック」によると、ＭＳブラストに感染したコンピューターは、世界で３４万台以上に上る。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030816-00000307-yom-soci