悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
知り合いの愛知県立高校２年の女子生徒（１７）を誘拐したとして、警視庁は７日、住所不定、無職落合政則容疑者（２７）を未成年者誘拐容疑で逮捕した。女子生徒の両親が行方不明者を捜すテレビ番組に捜索を依頼。番組の担当者が居場所を割り出し、警視庁に通報したという。
蒲田署の調べでは、落合容疑者は１月２７日午前１０時半ごろ、愛知県内の駅で知り合いの女子生徒に「おれは一人者で将来は君と結婚する」「一緒に東京に行こう」と誘い、両親の承諾を得ずに鉄道や高速バスでＪＲ東京駅まで連れ出した疑い。調べに対し、「誘拐とは思っていないが、連れ回したことは、何かの法を犯していると思った」と話しているという。
２人は３年ほど前、インターネットのオセロゲームのサイトで知り合った。メールや携帯電話で連絡を取り合うようになり、昨年１２月に初めて名古屋市内で会い、交際を始めた。女子生徒は両親に「結婚したい」と相談したが反対されて家出し、その数日後、両親が捜索願を出していた。
２人は東京都内のマンガ喫茶やビジネスホテルなどを転々とし、所持金が尽きた３月下旬から、大田区に住む落合容疑者の友人宅に身を寄せていた。
行方不明者を捜すテレビ朝日の情報番組「奇跡の扉 ＴＶのチカラ」に両親が３月下旬、捜索を依頼。番組スタッフが居場所を探し続け、６日になって落合容疑者の友人宅に２人がいることを確認し、蒲田署に通報した。
落合容疑者には都内に妻子がおり、妻から２月に捜索願が出ていた。
テレビ朝日の番組担当者は「事件の解決に協力できて良かった」と話している。(08/07 22:31)