2003年08月04日(月) 17時47分

「整理屋」ら登録取り消し　都の貸金業対策室が初（共同通信）

　東京都は４日、多重債務者に債務を整理するという話を持ち込んで実際には手数料を取るだけの「整理屋」と呼ばれる業者など９業者の貸金業登録を取り消し、２業者に業務停止命令を出した。「整理屋」の登録取り消しは都では初めて。
　都貸金業対策室によると、登録を取り消した「あゆみ」（中野区中野）は大阪府の男性に「他の２１業者の債務がなくなるように他社に働き掛けて整理します」と言って、整理するつもりがないのに、手数料と称し約３９万円をだまし取ったという。
　「新都心総合信用」（品川区西五反田）はアパートの１室を実体がないのに営業所として不正登録。長野県の女性の個人情報を聞き出し、大手消費者金融会社から融資が受けられるようにするとうそをついて紹介料４５万円をだまし取ったとしている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030804-00000078-kyodo-soci