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2003年07月22日(火) 00時00分

おれおれ詐欺、県内でも急増朝日新聞・

 お年寄りらに電話して「おれ、おれ」と切り出し、親族を装って事故の示談金などの名目で金をだましとる「おれおれ詐欺」の被害が県内でも増えている。県警捜査2課は未遂を含め67件を把握、実際の被害も42件、約2800万円に上った。同課は「先に親族の名前を言わず、まず相手に名乗らせること。電話を切ってしまっても、本人に確認することができる」と話している。

 調べでは、県内の被害は今春からで、先月24件、今月は15日までで26件を確認した。狙われやすいのは60〜80歳で、うち57件が女性。武南署管内で20件、朝霞署管内で14件など川口、鳩ケ谷、朝霞各市の被害が多い。

 電話はお年寄りが1人になりがちな真昼にかかってくることが多い。男の声で「おれだよ」と電話。「○○かい」と聞き返すと「そう、○○」と答えて肉親を装い、「金が必要になった」と振込先の金融機関を指定、その日の内に10万〜数百万円を振り込むよう求める。相手を慌てさせるために、泣き声を出すなど、切羽詰まった状況を装うことも多いという。

 300万円の被害にあった草加市の女性(70)は、電話の相手を長男と思いこみ、「借金の保証人になった。今日中に金が要るので振り込んでほしい」と言われるままに、すぐ指定された銀行に振り込んでいた。

 料金先払い式の携帯電話が使われ、使われた銀行口座はインターネットを通じて売買されていることが多く、被害に気付いても手遅れの場合が多いという。

(7/22)

http://mytown.asahi.com/saitama/news02.asp?kiji=4294