悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年07月18日(金) 03時07分

石油など輸入・精製時に課税…温暖化対策で環境省案読売新聞

 地球温暖化を防止するため、石油などに課税する温暖化対策税(環境税)導入を検討している環境省の税制案の全容が17日、明らかとなった。

 京都議定書の削減義務達成と、長期的な2酸化炭素(CO2)排出量削減を目的に、石油、石炭などについて輸入段階や精製段階での課税・徴収を柱にして、税の減免などを行うとともに、税収の一部を地方自治体が使えるようにする。

 税制案では、消費者などを「下流」と位置付け、この段階では、納税義務者が多数に上るなど徴収が難しいと判断。輸入や精製などの「最上流」「上流」段階での課税と徴収を「有力な候補」とした。一方で、CO2排出量削減に成果を上げた業界や企業には、税の減免や還付、補助金交付など負担軽減策を講じる。

 使途は「世の中の納得が得られる透明な使い方」を原則に、〈1〉省エネ住宅など家庭での取り組み支援〈2〉燃料電池車や低公害車の普及〈3〉削減に取り組む企業などへの支援や技術開発——などを列挙。温暖化対策の目的税とするかどうかも論点だったが、「目的税も考えられる一方、一般財源として温暖化対策に活用することも考えられる」とした。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030718-00000201-yom-soci