2003年07月17日(木) 12時24分

Ciscoルータに問題、ネットに広く影響？（ZDNet）

　Ciscoのルータが抱える欠陥に対してインターネットサービスプロバイダー（ISP）各社は脆弱な状態にあり、一部のWebサイトやサーバがアクセス不能になる可能性があると、事情に詳しい大手の通信/ネットワーク管理企業が伝えている。

　この問題点の詳細は不明だが、CNET News.comが7月16日に得た情報では、その影響範囲は広く、大手ISPが採用するネットワークインフラの大部分に及ぶもののようだ。Ciscoからのコメントは得られていないが、通信事業者のSprintは、問題の存在を認めている。

　「SprintはCiscoに関する問題に気付いている」と同社広報担当のチャールズ・フレッケンステイン氏。だが「Sprintのインターネットバックボーンで修正作業が行われており、顧客はSprintに関しては、サービス中断を懸念する必要はない」としている。

　情報筋によると、攻撃者はこの問題点を悪用してルータをクラッシュさせ、インターネット通信チャネルを詰まらせることができる。この問題点に詳しいネットワーク専門家は、その脆弱性の性質から言って、ルータはダウンしているように見えないだろうと語っている。ルータを稼働させるには、リスタートもしくはリセットが必要になる。（ZDNet）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030717-00000022-zdn-sci