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2003年07月17日(木) 21時06分

2005年度の光ファイバーサービス加入者、20万件程度に=東京電力幹部ロイター

 [東京 17日 ロイター] 東京電力<9501.T>光ネットワーク・カンパニーの板橋敏夫バイスプレジデントは、ロイター通信とのインタビューで、2005年度の家庭向け光ファイバーサービス(FTTH:ファイバー・ツー・ザ・ホーム)加入者は20万件程度になる、との見通しを示した。
 板橋氏によると、現在のFTTH加入者は1万数千件で、今年度中は3万─5万件と微増にとどまるとみている。2005年度に関しては、サービス開始当初は30万件を目指していたが、「(30万件の)達成は難しい。ただし20万件は行けないという数字ではない」との認識を示した。事業の黒字化には数十万件の加入者が必要とみられているため、当面は赤字が続く見通し。NTT<9432.T>は05年度に、同種サービス「Bフレッツ」で東西の地域会社合わせ500万件増を計画している。
 加入者獲得のための値下げについては、「光はコストが高いため、コスト割れするようなことはできない」と否定的な考えを示した。現在、同社の光ファイバーを利用したインターネット接続サービスは、5000円台が中心。ADSL(非対称デジタル加入者線)と同水準(2000─3000円台)までの値下げの可能性に関しては、「いろいろなイノベーションがなければ難しい」との認識を示した。
 一方、板橋氏は早ければ年内にも5ギガヘルツ帯を活用した最大毎秒54メガビットの無線インターネット接続サービスを開始することを明らかにした。価格帯は「FTTH(5000円台中心)とADSL(高速サービスは3000円台中心)との間」が有力という。サービス開始後、早いうちにIP(インターネット・プロトコル)電話サービスも提供する。加入者計画は明らかにしていない。
 同社は現在、FTTHのほかに、2.4ギガヘルツ帯で最大毎秒1.5メガビットの無線インターネット接続サービスも提供している。加入者は約3万件。板橋氏はFTTHと無線の今後の加入者動向について、5年程度の中期的にFTTHと無線の加入者が同程度となり、長期的にはFTTHに収れんしていく、との見通しを示した。(ロイター)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030717-00000100-reu-bus_all