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2003年07月16日(水) 18時52分

仙台の男性誤診で結核予防会、3000万円の支払い同意−−地裁勧告受け /宮城毎日新聞

 肺ガンを肺結核と誤診され、適切な治療を受けられずに死亡したとして、仙台市の男性会社員(当時58歳)の遺族が、結核予防会宮城県支部(田中元直支部長)に約6500万円の損害賠償を求めた訴訟で、同支部は15日までに、仙台地裁(市川正巳裁判長)の和解勧告を受け入れ、遺族側に3000万円を支払うことに同意した。
 訴状などによると、男性は96年、同会の健康診断を受診し、レントゲン写真で胸部に影があるのが見つかった。再検査の結果、同会は「影は肺結核の治癒した跡」で、「ほぼ異常なし」と診断した。98年9月に男性が精密検査を受けた際には、同会は肺結核と診断、結核の投薬治療を続けた。
 原告は「同会はガンを疑うべきだったのにもかかわらず、必要な検査を怠った」として、注意義務違反を主張していた。【棚部秀行】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030716-00000006-mai-l04