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2003年07月15日(火) 15時56分

感染疑いの献血2200人分使用か 日赤が年間推計を公表産経新聞

 日本赤十字社は14日、肝炎ウイルスやエイズウイルス(HIV)に感染しながら、献血時の検査をすり抜けて患者に使用された疑いのある輸血用製剤が年間約2200人分に上るとの推計値を明らかにした。

 現在の検査技術では、感染直後だとウイルスを献血時検査で検出できない期間がある。しかし日赤は検査で陽性だった人について、過去の献血歴を追跡調査していなかったことが発覚。厚生労働省は6月16日、感染の疑いのある製剤を回収し報告することなどを日赤に命じていた。

 日赤は命令に先立つ6月1日から1週間、献血時検査でウイルス感染が確認され、過去1年間に献血した経験のある人数を調査。その割合を2002年度の全献血者数に当てはめた結果、B型肝炎の人は約1700人、C型肝炎約350人、HIV約70人、梅毒約70人などと推計された。

 検査で陽性だった血液自体はすべて廃棄されたが、前回の献血時に検査をすり抜けた恐れがある。日赤は既に未使用製剤の回収を始めている。

日本赤十字社のホームページへのリンク

http://www.sankei.co.jp/news/030715/0715sha009.htm