2003年07月15日(火) 21時34分

ヤミ金債務者の子に嫌がらせ　市民団体が対策強化申し入れ　／愛媛（毎日新聞）

　ヤミ金融の債務者の子どもが通う松山市内の小中学校に、ヤミ金業者からの悪質な嫌がらせファクスや電話が相次いでいることを受け、ヤミ金被害者を支援する「松山たちばなの会」の青野貴美子事務局長は１４日、市教委に脅迫電話など被害実態の把握と対策強化を求める申し入れ書を提出した＝写真。
　同会によると、７月中旬、ヤミ金融業者から金を借りた女性の子どもが通う市内の小学校に、女性の名前と「ドロボー金返せ、詐欺師」などと書かれたファクスが届いた。同時にこの児童を名指しして「泥棒した」と匿名の電話がかかったという。ほかにも、同会では市内の小学校や中学校に対し今年に入って同様の取り立て電話やファクスが３件あったとしている。
　申し入れ書を受け、市教委の武井正浩事務局長は「生徒の安全が第一。安心して学習できるよう警察とも連絡をとって適切な対応策を取りたい」と話した。　【井上綾子】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030715-00000004-mai-l38