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2003年07月15日(火) 20時50分

テレ朝が特集番組で暴走行為のやらせ? 京都府警が聴取朝日新聞

 テレビ朝日(東京)が暴走行為を題材に放送した昨年11月の番組をめぐり、暴走したメンバーが京都府警の調べに対し「番組関係者から頼まれて走った」と供述していることがわかった。同府警は「やらせ」の疑いがあるとして、取材を担当した東京都内のフリーのリポーター(46)から道交法違反(暴走行為の幇助=ほうじょ=または教唆)の疑いで事情を聴いている。テレビ朝日は「社内調査をしたが、指摘された事実は確認されていない」としている。

 問題になっている番組は、昨年11月4日に放映された「スーパーモーニング」の特集「古都騒然!京都を騒がすギンギン族の実態」。京都市内の繁華街で改造車を路上に止め、大音響でカーステレオを鳴らす「ギンギン族」と呼ばれる若者たちが暴走する様子などを取り上げた。

 同府警交通指導課や関係者によると、暴走行為をしたとして道交法違反容疑で逮捕された京都市内の男が「番組関係者から(暴走を)頼まれた」などと供述しているという。

    ◇

 テレビ朝日広報部は15日、「京都府警から(リポーターに)事情を聴きたいという申し入れがあり、捜査に協力している。社内で(プロデューサーら番組スタッフへの)調査を継続しているが、現時点では、道交法違反の幇助(ほうじょ)や教唆という事実は確認されていない。現在捜査中なので、事実が究明されることを期待している」とのコメントを出した。

 広報部によると、特集のねらいは、ギンギン族が住民に迷惑を及ぼしている実態を浮き彫りにして、問題提起することだったという。リポーターら番組スタッフは昨年10月から数回にわたり現地で取材したという。(07/15 20:49)

http://www.asahi.com/national/update/0715/033.html