2003年07月15日(火) 00時00分

日銀ネット障害　国債決済に遅れ 最大９０分 （東京新聞）

　日銀が金融機関と国債などの決済を行う「日銀金融ネットワークシステム」で十四日、障害が発生し、国債や当座預金などの決済に遅れが出た。日銀のシステム障害は極めて異例。同日中に決済できないなどの実害はなく、十五日の決済もスタート時から支障がない見通しだという。

　日銀によると、日銀ネットのコンピューターセンターのプログラムに欠陥があったのが原因。コンピューターを接続している金融機関で、事務取扱量の多い四十四の大手銀行などのうち七つからの電文送信ができなくなり、磁気テープを持ち込むなど手段で対応した。

　このため、国債決済の入力終了時刻は通常の午後四時半から六時に、当座預金の処理時刻も五時から六時半にずれ込むなどの影響が出た。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030715/mng_____kei_____002.shtml