悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年07月14日(月) 12時54分

福井の手製爆弾爆発、製造方法ネットに飛び交う読売新聞

 福井市の路上で13日、手製爆弾が爆発した事件で全身やけどを負った男は「インターネットを見て作った」と話した。ネット上には、爆弾製造に必要な薬品から器具、威力まで、細かく説明したホームページ(HP)が数多くあり、過去にもこれを利用した事件が相次いでいる。

 2000年8月、名古屋市で自動販売機が爆破された事件では、会社員(当時23歳)が窃盗未遂容疑で逮捕された。会社員は爆弾の製造マニュアルをネットで入手して製造、「手製爆弾の実験」として自販機の爆破結果をHP上に掲載する計画だったとされる。

 昨年7月には、東京都の新交通システム「ゆりかもめ」の駅構内に時限式爆弾が仕掛けられて爆発。警視庁に逮捕された群馬県高崎市の当時高校2年の男子生徒は、起爆装置や爆薬の作り方を、やはりネットで覚えたことがわかっている。

 インターネットには、爆弾に限らず、サリンの作り方や自殺の方法も掲載されており、危険性を指摘する声は多い。稲増龍夫法政大教授(メディア文化論)は「インターネットは受け手側にとって多彩な情報を得る手段だが、爆弾の製造方法まで一般に向けて公開する必要はない。ネットの管理者は、こうした情報を自主的に削除すべき時期に来ている」と指摘している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030714-00000203-yom-soci