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2003年07月14日(月) 23時10分

<長崎男児殺害>嫌がらせ続く一方、中学校先輩が激励メッセージ毎日新聞

 長崎市の幼児誘拐殺人事件で、補導された少年(12)が在籍する中学校は、14日から通常授業に戻った。電話や電子メールなどでの誹謗(ひぼう)や中傷など嫌がらせが続く一方、卒業生らから「胸を張って、明るく頑張ってください」など激励のメッセージも届いている。校長が14日朝の校内放送で紹介し、生徒を勇気づけた。

 激励は卒業生のほか群馬県の主婦らからファクスで計3通届いた。校内放送では80年度の卒業生からのメッセージが紹介された。

 <事件のせいで皆さんは、○中の生徒(という)それだけで、周囲からいろいろな目で見られるかもしれない。つらく、悲しい思いをするかもしれない。けれど、だからこそ、他の誰よりも命の尊さを知り、誰よりも強く、誰よりも人間として成長できる権利がある。桜は冬の厳しい風雪を乗り越えて、初めて満開の花を咲かす。それと同じように皆さんも決して負けないでください>

 <他人が悩んでいる時に追い打ちをかけることは、人として恥ずかしいことです。安心して胸を張っていきましょう。他に、いろんな悩みや不安があることも分かっています。是非、担任の先生や学年の先生、カウンセラーの先生、養護の先生などへ相談をしてください。皆さん、一人一人のことが大切です>

 生徒たちは、先輩の熱いメッセージの放送を、真剣な表情で静かに聞いていたという。

 市教委が把握している学校への誹謗中傷は、メールだけで既に1000件を超えた。このほか嫌がらせの電話は「数え切れないほど」という。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030715-00000144-mai-soci